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重度障害者の地域生活実現のために


by おでんせ★CILもりおか
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アジア障害女性地域会議に参加して 南雲君江さん

 1月7日から9日まで香港でアジア障害女性の地域会議があり参加してきました。
 地域会議は香港女性障害者協会が女性障害者の参加を勇気づけるため東アジア・東南アジアの国々の異なる組織で、使われている創造的で実用的な考え方を交換しあえるようにと企画されました。
 地域会議は中国・香港・アメリカ・インドネシア・マレーシア・フィリピンなどのアジア地域から200名ぐらいの障害女性が参加しました。
 オープニングセレモニーでは香港の伝統舞踊らしい獅子舞いと太鼓で始まり、香港女性障害者協会のあいさつがあり、これから始まる会議で発言するゲストスピーカー全員が壇上へ上り紹介されました。そのことも直前に知らされあれよあれよという間に壇上へあげられてしまいました。今回通訳として本山さんが一緒に行ってくださったので、他国の人達との会話などの内容がわかってとても楽しかったです。
 メインのテーマとしては女性障害者の運動・性の見解・利用者の権利と参加などが挙げられていました。会議の副題には貧困・健康・暴力・過程と結婚・芸術・メディアと性があり各テーマの分科会が行われました。
 全体会議では『障害女性の幸福と権益の促進』(高静芝博士…香港)、『韓国しょうがい女性の連帯の紹介』(ヤン・ミュン・スーク…韓国)、『相違を作る女性・障害・そしてメディア』(スーザン・ソルマン博士…アメリカ)について話されました。
 一日目の分科会は「家庭と結婚」というテーマに参加しました。
アジア地域ではここ30年~40年の間に目覚しい発展があったが、発展途上の中でも女性や障害女性の抱いている問題、貧困や家庭内でのDVなど苦悩は耐えることはありませんでした。その中で置かれている状況は厳しく、女性や障害女性の地位を高めようとする動きが出てきたことも必然的なことだと感じました。
 その夜は歓迎夕食会で参加者の自己紹介をしながら、香港のご馳走をいただき中には、鳥の丸焼きみたいなものがありびっくりしました。
夕食会では各国からの参加者の自己紹介などをしながら、同じテーブルに座った人たちとのおしゃべりも楽しかったです。
 二日目の午前中は「暴力」についての分科会へ参加しました。
 香港・フィリピン・マレーシアではセクシャルハラスメントのトラブルが多いといいます。その中でフィリピンのろうあコミュニティにおける暴力の問題があるといいます。社会的にも治安も良いとは言えず貧困、政府からのサービス・教育のレベルも低く特にろうあの子どもたちに、お金をかけてか学校へ行かせることはしないとのことでした。障害があることだけで最低限の生活も保障されていないと聞き愕然としました。たとえDV被害にあっても警察官に手話がわかる人がいないのでどうしても泣き寝入りしてしまう…そんなことを考えただけでも悲しくなってしまいました。
 余談ですがこの会議では英語・韓国語・広東語の手話通訳がありました。同じアジアでもツールの違いがあることがよくわかりました。
 午後はいよいよ全体会でした。
中国からはジョエイ・ウォンさんが「広州の障害女性運動」について、次は「女性障害者ネットワーク日本」について南雲が話しタイのスバタラボン・タナティコムさんが「障害女性の促進におけるDPIの役割」について話しました。
 私は日本の女性障害者の活動について本山さんの通訳を交えながら原稿を読みました。とても緊張していたので無我夢中であっという間に過ぎました。
地域会議はこの二日間でしたが障害女性もはっきりと自分の意思を表現していくこと、同じアジアに住む障害女性として連帯、ネットワークをつくっていこうと宣言を表明できました。このことは、とてもすばらしいことでした。
 二日目の夜は「文化の夜」と称し、交流会が行われました。
 香港に行く前から「この交流会で何か出し物をして下さい」と聞いていましたが、通訳の本山さんと介助者の木室さんと話し合ってもなかなか決まりませんでした。困り果てた結果三人で「花」という歌を歌いました。いきなり本番でしたが参加者の多くの人たちもこの歌を一緒に歌ってくださり大盛況でした。他国の人たちはきちんと出し物を考えてきていてその力の入れ方には、とてもびっくりしました。
 三日目はオプションプログラムとして、香港のリハビリテーションセンターと家政専門学校(主に障害者が着やすい洋服の開発をしている)を見学しました。
このことを知ったのは昨年の夏あたりでアジアの障害女性の会議にDPI女性障害者ネットワークから参加してほしいという話がありました。その後しばらくの間英文のメール地域会議の内容について書かれていた文章が届いていることに気づかず、2ヶ月ぐらい前になってやっとメールの内容が把握できました。それからというもの地域会議に参加するにあたっての通訳者や介助者を一人で探して、また自分が発言する文章を書いたりと、慌しく過ぎ何とか参加しました。かなりハードな4日間でしたが様々なことを学べて充実していました。
 最後に急な依頼を快く受けていただいた本山さんと木室さんには、心から感謝しています。どうもありがとうございました。          (ハンズ世田谷機関紙より転載)

南雲君江さん(DPI女性障害者ネットワーク代表)は、DPI総会岩手大会の
特別企画分科会  DPI女性障害者ネットワークによる映画上映会&意見交換会の
コーディネーターとして、6月15日に盛岡においでになります。
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by cil_morioka | 2008-06-06 21:56 | DPI | Comments(0)