2019年 02月 02日
手話言語条例の制定に関する意見
小さい時から手話を使うことに慣れきってしまうと、社会に出て、手話を知らない人と出会った時コミュニケーションに困るからという理由で手話を使うことが禁じられた歴史があるということ。口話ができれば社会に出て差別を受けなくて良いと考え、口話教育が主流になったという歴史があるということ。しかしその後、手話が言語であることが認められ、聴覚障害者が自ら選択する言語を用いて表現する権利を保障すべきとされた。手話の言語性の認知と障害者の権利の確立である。
聴こえる子どもは、生後すぐに周囲の人の言葉を聞いて自然に言語を取得する。この、自然に取得する言語が聴覚障害者にとっては手話なのである。手話が聴覚障害者にとって自然かつ有効なコミュニケーション手段であることを、国連の障害者権利条約は明確に位置づけている。手話の普及のために、岩手県手話言語条例(仮称)の制定に賛同する。そしてあらゆる生活場面で聴こえる人も手話を取得できる環境が整備されることを願う。
by cil_morioka
| 2019-02-02 14:32
| 運動
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