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おでんせ★CILもりおか cilmorioka.exblog.jp

どんなに重い障害があっても地域社会の中で自分らしく生きられるよう一緒に考え応援していきます


by おでんせ★CILもりおか
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平成22年度盛岡地区権利擁護・虐待防止研究会

 平成23年1月29日、盛岡広域振興局、岩手県社会福祉士会盛岡ブロック主催による、「平成22年度盛岡地区権利擁護・虐待防止研究会」が、ふれあいランドで行われた。高齢者や障害者を取り巻く社会の流れの中で、身近な地域で権利擁護や虐待防止の取り組みが実践されてきているが、その中で、誰もが安心して社会生活を送れるようにしていくには、コミュニティソーシャルワークの視点と機能が必要。その過程として、権利擁護や虐待防止を日常的に浸透させていくには、相談のしやすさ、相談できるシステムを身近な地域社会に構築することが求められるとのことで、研究会では、『枠を越えたネットワークの構築』をテーマに、各方面からの実践報告と議論がなされた。講演は『権利擁護の仕組みづくり』~ひとにやさしいまちづくりから見えてきた地域福祉の基盤づくり~と題して、岩手県保健福祉部地域福祉課 内藤和宏氏より、お話があった。その後、パネルディスカッション、フリートーキングが行われた。講演された内藤氏は、「権利擁護」をもっと広く大きなすそ野と捉え、ひとりひとりが取り組むべき事であり、その積み上げが最終的に権利擁護のシステムにつながっていくと熱く語られた。
 講演、パネルディスカッションを通して、たくさんのことを学ばせていただいた。

【支援者として】
@関連ある領域はわかって押さえておく。根拠となる法律等知っておく。インデックスを持っておく。
@ケアマネジメント、ケースマネジメントを機軸とした、アクセスしやすい相談支援の仕組みづくり。
@他の領域が分からない。領域以外と繋がりお互いの立場を知る。相手の立場を知るに繋がる。情報の繋ぎ。関係機関の連携。
@対象者の支援に対するエネルギーが必要。

【実践報告(岩手県発達障がい者支援センター、岩手保護院、紫波町地域包括支援センター)から】
@暮らしの様子を詳しく知る。
@相談者、対象者の歴史を想像し、支援に繋げる役割。
@物事が縦割りなことが問題であるが、自分たちは、何ができるか。できないかを見きわめる。
@直接支援と相談支援のバランス。
@制度に対象者を合わせるのではない。
@権利擁護がどこに必要か。
@ルートをどうするか。

【権利擁護の視点】
@子どもから大人までひとり一人の暮らしの重みに違いはない。
@年代に応じた必要性がある。切れ目なくする努力が必要。
@目指す方向に、大差はない。
@ボランティア学習。ユニバーサルデザイン学習の必要性。福祉教育の必要性。
@権利擁護の視点が広がれば、社会的な向上につながる。
@これからは、福祉の地域力も問われる。

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by cil_morioka | 2011-02-06 12:24 | 研修 | Comments(0)