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重度障害者の地域生活実現のために


by cil_morioka
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ハロウィン

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甘いプリンをいただきました。
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by cil_morioka | 2017-10-30 09:56 | 日々のこと | Comments(0)

妹、弟たちへ~私が育った母校の~

平成291010日 岩手県立となん支援学校 平成29年度高等部社会人講話

❤ 自己紹介
  • 障害⇒先天性多発性関節拘縮症。10万人にひとりの出生率。

関節が動かない。排泄、食事、移動、寝返りなどの介助必要。

  • 39才⇒施設を出て、ひとり暮らしを 始める。
  • 40才⇒障害当事者団体「CILもりおか」を設立。
  • 4年経ちました。

私は今、6畳2間のアパートを借りて暮らしております。

 都南大橋を渡り坂道を登れば、そこに私の原点ともいえる、療育センター、盛岡となん支援学校があるわけです。

 橋のこちら側には今の自分。橋の向こう側には、今の自分を培ってくれた子供の頃の自分がいます。

 時に、橋の向こうにいるあの頃の自分を振り返りながら、今の自分を生きています。

❤ 今日、皆さまに話したいこと

  • 施設に 入るまで。
  • 施設を出ようと思った 理由。
  • どうやって、施設を出たか。
  • 「CIL」(自立生活センター)とは。
  • 「CILもりおか」ができるまで。
  • 今の暮らし。
  • 自立生活センターの活動。
  • 障がいをもって生きることについて
  • 社会に出るための心構えについて
  • 福祉サービス利用について
  • 皆さまへのメッセージ。

❤ 施設に 入るまで

岩手県に一ヶ所ある、肢体不自由児施設に。

当時、自分が もっとも重い障害を持っていた。

障害の軽い子といっしょに 勉強、訓練、生活。

障害が重いから、「高校の寮に入れない」。

「障害が重い」ということは⇒食べる、寝る、トイレ、自分のことが できないこと。

重度障害者が選べる道は少ない、社会の現実を知った。

卒業後、就職できず授産施設へも行けず、障害者支援施設へ。

❤ 施設を出ようと思った、理由

障害者支援施設で、20年暮らした。

施設での生活に 不満はない。

言わなくても、なんでもやってもらえる。

でも・・・・だから・・・

「どこか満たされない 気持ち」

「人に 与えられた生活」

みんながそう思っているように 感じられた。

変化が 欲しかった。

自分で作る生活を 望んだ。

❤ どうやって、施設を出たか

ずっと、考えていた。

先に 施設を出た友人から、情報をもらう。

新聞、テレビ、インターネットの活用。

「CIL」との出会い。

<社会に出る前につける力とはなんですか>

<社会に出るまでにやっておいた方がよいことはどういうことですか>

<社会に出る前にやったことはなんですか>

施設を出るための勉強をした。

(制度学習、アパートの借り方、電車やバスの使い方・・等)

家族の説得。

外泊して、何回か 自立体験。

❤ 自立体験では・・・

福島県、青森県のCILで自立体験をした。

自立体験室で、2週間の宿泊体験。

どんな体験をしたか?

公共交通機関を使う。

お金、通帳の管理方法を学ぶ。

介助の依頼の方法。介助者との関係を学ぶ。

自分は どれくらい介助が必要かを知る。

お買物、調理、お風呂、洗濯、掃除の方法を学ぶ。

仲間がいることを知る。(ピア・カウンセリング)。

岩手に CIL(自立生活センター)をつくる方法を学ぶ。

❤ 「CIL」とは

  • Ⅽenter For Ⅰndependent Lving(自立生活センター)。
  • 1972年カリフォルニア州バークレーで、初のCIL誕生。

CILの考え⇒自分で選ぶ、自分で決める、自分で責任を持つ。

身辺自立だけが自立ではない。

 それは、自分で身の回りのことができなくても、自分の暮らし方を自分で選び、決めて、自分の責任において生活していくことができれば、重度障害者にとっても自立である、という定義に基づいていました。

 実際にその考えを実践している障害者が多くいることを知りました。それまでの自分の自立観は、自分のことは自分でできる、お金を稼げる、社会に迷惑をかけず自分でやっていく。ということでしたので、本当に衝撃でした。

 また、そこには安心がありました。重度であっても、なんでもできる自分を演じ続けなくていい。ただただ今の自分を認めてもらえたような安心感が、その自立の定義にはありました。

国際障害者年に、来日したアメリカ人によってCILの活動が紹介されました。

その後、CILの活動を、日本の障害者が学んで日本に持ち帰りました。

日本全国に、CILができてきた。2017年現在、全国に130の拠点があります。

CIL(自立生活センター)とは?

障害者が中心的な役割を担当し、健常者スタッフと共に運営する組織。

重度の障害者が自立して地域で暮らせるシステムを、作って存在させていく運動体。 

重度の障害者が自立して地域で暮らせるサービスを提供していく、事業体でもあります。

❤ CILは、どんなサービスをするところ?

有料介助サービス

ピア・カウンセリング

自立生活プログラム

相談。情報提供

社会を変える運動をする

❤ 「CILもりおか」ができるまで

施設を出る、一人で暮らす、介助者を探す、障害者運動を共にする組織を作る。という行動を起こすためには、自分の決意を固め、家族や施設の了解をとり、協力者を集めるという高いハードルを越えなければなりませんでした。

 

 幸い、協力してくれる個人、団体と繋がり、2年間の準備期間の末、施設を出て一人暮らしに始めました。

 そして、「CILもりおか」を立ち上げました。

❤ いまの暮らし

障がいをもって生きることについて

<障がいを持って生きることの大変さはなんですか>

<生活する上で大変なことはなんですか>

障がいを持って生きていく上で不便なことはたくさんありますが、障がいを持っているから大変と感じたことはありません。

<障がいがあることで社会に出てから苦労したのはどのようなことですか>

一歩社会に出てみると、それまで自分が学んだ一般常識や身についた生活習慣が、通用しなかったり、ちょっと自分はずれている?と感じることに出会います。その時に、自分の考えはこうだから。と押し通すのではなくて、もしかして自分が間違っていたかもしれないと思ったら、気づいたことを変えて行けば良いと思います。やり直しは、恥ずかしいことではなくいつでもやって良いのです。

<障がいをもって生きる中で不安になったりしたことがあるのですが、そんなときどう乗り越えましたか>

不安はいつも心の中にあります。でも、不安を聞いてくれる仲間をその時々で見つけて乗り越えて来ている気がします。不安をすべて消し去ってくれるわけではありませんが、聞いてくれる誰かを、見つけられたら助けになると思います。聞いてもらって、答えは自分で見つけていくのです。人から助言をもらってその通りにばかりしていると自分で考えられない人になってしまい、あの人がこう言ったからと人のせいにしてしまいます。誰かに聞いてもらって、自分の考えを整理して、前に進めばいいと思います。

<日々の暮らしの中で障がいをもっていてよかったと思うことはありますか>

世の中には障がいがある人とない人がいます。障害種別やそれぞれの背景は違いますが、障がいを持っていなかったら知らないでいたかもしれない、障がいを持った人の大変さや気持ちに近づけるということです。そこが障がいをもっていてよかったことです。

❤社会に出るための心構えについて

 <自分は社会に出たときにコミュニケーションをとれるか不安なのですが、コミュニケーションをとるために大事なことはなんですか>

長い時間を施設で生きてきた私は、施設という小さな社会の中で、成長して大人になりました。表現しようとしても言葉にならない気持ちをいっぱい、園の中や教室に落としてきたと思います。わかって欲しい思いがあっても伝えるちからが足りず伝え切れない。他者との付き合いが苦手で、自分の気持ちをうまく言えなかったりします。

 でも、その時に、なぜ言えなかったのだろう。伝えられなかったのだろうと後悔しても自問したまま終わると、繋がりたいと思っている人が離れていってしまいます。

 生きていくためには、思いを伝える努力をしなければなりません。

 言葉で伝える、気持ちを伝えることを、この歳になって失敗しながら学んでいる旅の途中です。

このことを、皆さんに伝えたいと思います。

ひととの関わりを通して、自分自身を見つめる。

ひと、社会と繋がっていくことへの挑戦です。

<就職するために一番大切なことを教えてください>

自分の身体や心の限界を越えてしまうような職種は、選ばない方がいいのかと思います。長く働けなくなるかもしれませんからね。

福祉サービス利用について

<どのような福祉サービスがありますか>

※別紙で説明致します

地域移行への考えが進んできていて選択肢が色々あります。

<福祉サービスは何種類くらいのサービスがありますか>

※別紙で説明します

<福祉サービスを利用してみてかわったことはなんですか>

早い時期から福祉サービスを利用しておりますが、施設で暮らすというサービスを利用していた頃よりも、社会に出て福祉サービスを利用している今の方が、「こんな暮らしをしたい。このように生きていきたい」という、目標に、近づいている実感があります。

<ヘルパーを使っていてよいことはありますか>

ヘルパーさんにとても助けられています。感謝です。

ヘルパーさんに助けていただきながら、一日一日を重ねています。

❤ 妹、弟たちへ

 いまは、今の学生生活を思いっきり楽しんで下さい。

学生時代、いい思い出があると、社会に出てからの心の支えになります。

  今の校舎、寄宿舎はお引っ越しされると聞いています。

寂しい気持ちと新たな期待と、両方感じています。

 学年が2年、3年と進むと、進路に悩んだり迷ったりするかもしれませんが、自分のこころの声をしっかり聴いて、望む道へ進んでいって欲しいです。

私が育った母校の、仲間たちへ。妹、弟たちへ。

 今日は、聴いていただき、ありがとうございました。


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by cil_morioka | 2017-10-10 12:22 | 講演 | Comments(0)
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ひっきーさんのレポート
「どこまで対応してくれるのか?」

 公共交通機関を利用する場合、車椅子を使用していると事前に予約が必要になります。健常者はいつでも利用できて、なぜ車椅子に乗っているだけで事前に予約が必要なのか?疑問だらけです。

 そこで「予約しないで公共交通機関を利用してみよう」と提案しました。最初は「CILの事務所から予約なしで、バスに乗ろう」とKさんが提案しましたが、実際は自宅から出発するため、私とKさんはそれぞれの自宅の最寄りのバス停から突然にバスに乗る予定でした。万が一バスに乗れなかったら、自宅待機になるので、今回はバスだけ予約しました。お互いにバス停まで徒歩で行きました。

 そして929日。私の自宅が団地で団地の中にもバス停はありますが、団地のバス停だとバスのスロープが出せないと困るので、広いバス停がある滝沢市役所まで歩くことにしました。バスに乗る前にトイレに行きたくなり、バス停の向かいに車椅子トイレのマークも付いたトイレがあったので入ってみる事にしました。しかし、車椅子トイレの入り口がなく、なんと女子トイレの中に車いすトイレがありました。狭くて車椅子が入るスペースがなかったです。どうにかして車椅子のまま入ってみると、車椅子は入れたが、片方の手すりが使えない状態になりました。今回はヘルパーさんがいたので介助してもらいましたが、一人の時は使用できないと思いました。市役所の人にあとで伝えておきます。

 バスに乗る時はスムーズに運転手さんがスロープや、車椅子の固定をしてくれました。本来はバスカード―を乗車した時に整理券の所に通して、降りる時に精算するのですが、バスが始発で運転手さんも親切な方で、乗車した時に「どこまでですか?」と聞かれて、先に精算もしてくれました。盛岡駅まで乗車して、ついたら岩手県交通の方々が3人くらい出て来て、降りる時に手伝ってくれたから短時間で降りられました。

 盛岡駅でKさんと合流しました。「IGRに乗って青山駅でランチしよう。もし、電車に乗れなかったら、駅とフェザンのバリアフリーの調査しよう。」と事前に打ち合わせていました。新幹線だけでなく、IGR銀河鉄道を利用する時も事前の予約が必要みたいです。何もかも予約しないと、どこにも行かれないのでなく、今回は突然に乗った時でも対応してくれるのかが目的なので、IGRには予約しませんでした。もし「予約しないと困る。」と駅員さんに言われた時に、私は説得する自信がありました。覚悟して改札口に行ったところ、あっけなく乗る事ができました。帰りの電車に関しては「この時間の電車に必ず乗って下さい。」と何度も念押しされましたが、突然の対応でも利用可能という事がわかりました。

 割とスムーズに青山駅に行く事ができました。ランチは青山駅にある『びすとろ銀河』で食べました。事前に『ビストロ銀河』もネットで調べて見たところ、店内が狭くて、入りづらかったです。実際行ってみましたら、確かに店内は狭かったですが、お店の前が広くなっていて、そこにテーブルと椅子が何セットかありました。店員さんに聞いてみると、広いところでも食べれると言ってくれたので、ゆっくりと食べれました。私だけ、ちゃかりコーヒーセットで注文したら、食事後に自分だけコーヒーを飲むのに、申し訳なくなかなか飲めませんでした。

 予約なしでも電車に乗るのに対応してくれることがわかりました。本当であれば、バスにも予約せずに乗れるようにできたらいいです。利用しないのではなく、どんどん公共交通機関を利用して、呼び掛けていきたいです。

 そのためにも、私たちが利用して呼びかける事が大切だと、改めて実感しました。最終的には、私の自宅からバスに乗って、自力で南仙北町にある事務所に行けたら最高です。時間がかかるかも知れませんが、実現していきます。

 これからの季節は寒くなるので、来春になってから公共交通機関を利用していきます。


まっこりんのレポート↓
△バスに乗車時、173.pngバスカードを使う予定だったが整理券を取ってしまった。あとで、乗降口の乗車用カード投入口を発見したので、降りる時に、運転手さんに整理券番号175.pngを見てもらい料金の数字を入力してバスカードを使って支払いをした。学習したこと。バスカードを使う時は、整理券は取らずにバスカードを乗降口の乗車用カード投入口(機械の下)にカードの絵面を上にして矢印の方向に通すのを忘れない。164.png

△IGR盛岡駅で乗車券を購入。ホームページに車椅子の方は2日前までに予約するようにと書いてあり、実際にこれまで何週間前や2日前や前日や当日早朝に電話で予約をしていたので、今から30分後に乗車したいことを今言って大丈夫かどうかドキドキしたが、普通に乗れたので良かった。乗車時刻が混雑時間でなかったためと、169.png隣の駅までだったのでスロープの用意の連絡がスムーズにいったのだと思う。ホームページに車椅子の方は2日前までに予約するようにと書いてあるのは確かであるが、事前に予約しなくても乗車できるのが理想(急に乗りたい時もあるし、事前に予約していてもキャンセルしたい時もある)なので、今後も、少し早めに行って、今から○○分後に乗車したいことを今言って乗車するようにしたいと思う。その場合は少し早めに行くが重要かと思う。102.png到着駅にスロープの用意をお願いする時間に余裕があれば大丈夫ということだと思う。今回、若い障害者スタッフの提案で、事前予約をせずに乗車する行動をとってみた。良い体験ができた。ただ、混雑時であっても乗降したい時は、事前に予約した方が確実に乗れるのかもしれないし、駅でも余裕を持って対応してくれると思う。177.png











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by cil_morioka | 2017-10-01 16:04 | バリアフリー | Comments(0)